どこかの読み物で読んだことのあるフレーズを思い出しました。
§ 結果は石 §
「がんばった」や「きつかった」をためておくための石
人はそれをどれだけ集めることができるのか?
結果というものは石を集める作業
以前この言葉に目頭が熱くなった思い出があります。
昼夜問わず仕事が舞い込み、音を上げてしまいそうな毎日が続いたことがあります。
隣の社員は余裕綽々
同じ仕事を任されているにしても、その密度が全く違うのです。いわゆる専門分野というやつです。
人の物言いは簡単です。
「これをああやってちゃちゃっと削ってもらえるかな?」
「今ある中から削るだけなんで簡単でしょう?」
「その分安くしてよ」
専門分野から見ると全然簡単ではなく、まるで別物を要求されているのです。
隣の社員はそこまでのPC操作を持ち合わせていない為、出来上がったもの利用する係。
私は一から構築する係。
事の重大さを真摯に受け止め、いかに早く後者を動かすかが課題。
結果昼夜を問わず作りこみに没頭する毎日。
食事の時間もそうそう取れないので
コーヒーとタバコ、そしてひとかけらのチョコレートが主食となり毎日を過ごしました。
もちろん取り掛かる時点ではその分野のスキルなんてほぼ皆無。
予算が取れないのでネット検索とHOWTO本を1冊準備できるかどうかの厳しい状況で挑み
徹夜に次ぐ徹夜で作り上げたものをクライアントにもっていけば
「そういうイメージじゃないんだよな」
「営業さんはものすごいものを持ってくると話していたけど全然大したことないね」
泣きそうになります。
しかし、石を集めたと思えば踏ん張れました。
石は積み上げようとすれば崩れてしまうこともあるでしょう
集めようと思えば簡単なこと。
土台のない場所に石を積もうとしている方はたくさんいるでしょうが
積み上げる必要がないのであれば簡単に思えてきます。
緊急事態宣言が延長され、個人の生活そして企業の運営も苦しいさなか、石を集めているんだと感じている方はほぼ一握りでしょう。
私はあえて今日からはこのように言い続けようと思います。
「今日を我慢してくださった方、ありがとうございます。」
「明日も我慢しようと努力していただいている方、ありがとうございます。」
「新しい明日は、石を集めた分だけあなたに光を与えることでしょう。」
と。
との
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